農業 AGRI事業

農業従事者は、空撮データを使って無駄のない農薬散布を実施し、病気などのさまざまな脅威に素早く対策を立てられるだけでなく、農薬の処方を確認し、散布箇所を迅速に探し出すことができます。
特に、少子高齢化及び農村部の過疎化による農業従事者数の減少が深刻化している我が国の状況において、人力による散布は時間や労力が掛かるだけでなく、熱中症などのリスクもあります。そのような状況において、ドローンの使用により時間や労力のコストを削減し、熱中症等人命に関わるリスクを軽減することが可能です。

生育状況の把握

農業従事者は、農作物がストレスを受けていないか、病気になっていないかを確認するためには、これまでは農地を歩き回って手作業で確認するしか方法がありませんでした。確認には時間も手間もかかり、作物が育って密集してくると、大きな負担になってしまいます。 しかし、DJIのPhantomシリーズを使えば、こうした確認作業は短時間でできるようになります。Phantomシリーズは、持ち運びやすく、飛行時間は業界トップクラス。また、12メガピクセルの静止画と4K映像を記録できる本格的なカメラを搭載しており、鮮明で詳細な画像を簡単に撮影できるので、Phantomシリーズで空撮すれば、作物の分析に必要なデータを簡単に収集できます。 空撮の赤外線画像技術は、今や農作物の管理に欠かせないものになってきています。苗床や温室の管理は、以前は手作業が当たり前でした。しかし、赤外線画像技術を使って作物を解析すれば、作物に直接触れることなく観察でき、病気の発見にも役立ちます。FLIR社とDJIが共同で開発したZenmuse XT赤外線カメラを搭載したInspireを使えば、農作物の重要なデータを効率よく収集できます。

灌漑(かんがい)管理

水を最適に利用すること。それは、どの国の農業従事者にとっても大きな課題です。水は貴重な資源の一つであり、水やりは、多すぎても少なすぎても収穫量に影響するため、水の管理には緻密さが求められます。 今日の大規模農場は非常に広大で、作物の水やりには、複数の灌漑設備が使われています。例えば、とうもろこしは一定の高さまで育ったら、大量の水やりが必要になります。栽培に手が取られてしまう忙しい時期でも大量の水やりに対応するため、かんがい設備のメンテナンスは欠かせません。 DJI Inspire XTの赤外線機能を使えば、灌漑作業や水の貯留をより正確に管理できます。FLIR社が誇る業界トップクラスのTau 2カメラを装備したInspire XTを使えば、農業従事者は農地や田畑の状態をより詳細に把握できるため、どれくらい水やりをすればよいかを把握でき、正確な意思決定に役立ちます。

農業研究

 

農学者は、食料の生産、より健康的な食べ物の開発、農業への環境問題の対応、植物エネルギーの抽出方法など、喫緊の課題に取り組むため、さまざまな科学技術や知識を駆使します。農学者は、多様な植物と環境のデータをもとに作物の輪作、かんがい排水、植物育種、植物生理学、土壌分類、土壌肥沃度、雑草防除、害虫・有害生物駆除といった専門分野の研究を進めています。 空撮カメラは赤外線画像技術と組み合わせると、肉眼では見ることのできない作物の状態を可視化できます。ドローンは作物調査を毎週、毎日、必要とあれば1時間ごとに行えます。ドローンで撮影した動画をタイムラプスで確認すれば、作物の変化は一目瞭然。農作物の生育状況を把握するのに最適なソリューションです。 積載量が大きいDJIのMatrice 600シリーズを使えば、調査や研究で使用するさまざまなサードパーティーのセンサーや、マルチスペクトルからハイパースペクトル、フルフレームカメラを機体に積載できます。この機体に新しいA3フライトコントローラーを搭載すれば、センチメートル単位でのホバリング精度を実現するDJIのD-RTK GNSSシステムにアップグレード可能。サテライトとIMUシステムを各々2個追加すると、合計6重の冗長性を持たせることもでき、飛行の信頼性が常に担保されます。DJI SDKを使って、標準飛行から完全な自律飛行へカスタマイズすれば、調査を自動化することもできます。さらに、最大5機の機体を同時飛行できるベースステーションを使用すれば、広大な農場でも短時間に調査できます。

農薬散布

 

農作物の健康と収穫を維持するため、農業従事者は複数の植物防疫策と施肥法を運用しています。何十年もの間、農業従事者は時間と労力をかけて手作業で農薬を散布するか、広い農地や田畑の場合は、農薬散布のために有人ヘリコプターを使う必要がありました。手作業では時間も労力もかかり、有人ヘリコプターを使うとコストが非常にかかりますが、ドローンを使うことで、作業負担を大幅に削減できます。
DJIの新たな農業ドローンAGRAS T20に代表されるように、最新の機体は散布の精度や搭載量が日進月歩で進化しています。そのスペックに加え、自動航行の計画による農薬散布の自動化も行うことができ、技術革新によるかつてないほどまでの農作業における省人化の波が押し寄せています。
また、DJI Phantom4 Multispectralのようなマルチスペクトルカメラを使用した作物の生育状況のドローンによる管理も行うことができ、日々の管理のデータの蓄積による自動航行による農薬散布の最適化を果たすことが可能となりました。
技術が人力を超越するとき、何時の時代も不安と恐怖が人の心を襲ってきました。しかし、少子高齢化や農村地の過疎化による農業従事者の数の減少が社会的に深刻化している我が国の状況において、農業用ドローンという新たな技術は社会の大きな助けとなるでしょう。

農薬散布代行業務

ドローン散布業務も承ります。農薬散布の代行など散布作業をするのに人手が足りないなどの悩みを解決できます。
ドローンの散布を行ったことが無い、ドローンによる散布が効果的ないのか知りたい、ヘリコプターによる散布とどう違うのかなど農業ドローンによる散布についてご不明点等ある方も多くいらっしゃいます。
弊社では農業ドローンのデモフライト説明会も随時開催しております。ご関心やご興味がある方は、ご連絡していただければ、日程や場所等調整しご説明に上がらせていただきます。是非ともお問い合わせ下さい。

ドローンによる農薬散布についてより詳しく知りたい方は、こちらのページをご参照ください。

農業用ドローンの事は全て網羅

SKYLOOPでは、農業用ドローンの活用方法から、飛行に関する資格講習、安全飛行の為のスクールを開校しております。また、DJI公認整備工場による機体の点検・整備から修理まで充実したサポート体制。農業用ドローンの事は専門のスタッフが相談に対応します。お問い合わせはこちらから。

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